2026年2月23日(月・祝)午前、マイホームを新築されることになった方の地鎮祭に行って来ました。

「えっ、キリスト教でも地鎮祭ってするんですか?」と、思われる方も多いのではないでしょうか。

地鎮祭とは、建物の工事に先立ち、地を鎮め(つまり、その土地の神を祭って)、工事中の安全を祈願する儀式です。神道式でなされるのがほとんどでしょう。

キリスト教では、地を鎮めるという考え方がありませんので、地鎮祭というものはありません。

けれども、建築工事に際して、安全を祈願し、新居を構える方の繁栄を願う気持ちは同じです。

そこで私たちは、天地創造の神、全地の主にそれを願い求めて、「起工式(定礎式)」という儀式をいたします。

施主様はキリスト教信者の方ではありませんが、ご親族がキリスト教信者ということで、そのつながりで今回、キリスト教での起工式をさせていただくことになりました。

私どもの教会では、信者であるなしにかかわらず、ご依頼があれば、喜んでお祈りさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

起工式では、賛美歌を歌って神をほめたたえ、聖書を朗読し、工事の安全が守られ、施主様はじめ、工事に携わる方々が祝福されるように祈りました。

家づくりは、人生の一大イベントと言われます。
「どんな家に住みたいか、どんな家をつくりたいか」はもちろん、
「どんな家庭をつくりたいか、どんな家族になりたいか」についても、家族のみなさんで語り合えたらいいですね。

そういう「家族のあり方」について語り合うことが、「幸せな家づくり」「幸せな人生」につながるような気がします。

建物としての家を建てること、そしてその家で暮らしながら幸いな人生を築いていくこと。器と中身、そのどちらにも、神の恵みと祝福が豊かにあるようにお祈りいたします。

【建築関係者のみなさまへ】

起工式は、新居を構える施主様ご家族の幸せと、工事関係者の安全を祈願して行われるものです。

プログラムは、次のような流れになります。
 ①賛美歌
 ②聖書朗読
 ③式辞
 ④祈祷
 ⑤賛美歌
 ⑥祝祷

所要時間は、シンプルな短いものであれば、20~30分ほどになります。

神道式で用いられるような祭壇、供え物は必要ありません。

鍬入れを行うか行わないかは、ケースバイケースです。
人生の土台という意味で、聖書を埋めるときもあります。

テントや椅子は必要に応じてになります。

施主様から、「地鎮祭はせず、キリスト教の起工式を」とのご依頼を受けられた場合、なじみのない(!?)キリスト教ということで、わからないことも多くあるのではないかと思います。

おそらく、施主様ご自身あるいはそのご親族がキリスト教信者の方なのではないでしょうか。

その場合、そのキリスト教信者の方が通っている教会の牧師に司式を依頼するケースがほとんどかと思われます。

実際の準備や式の進め方は、牧師や教会によって異なることもありますので、司式をされる牧師に何でもお尋ねになられることをお勧めします。たいていの牧師はそうした点について、ていねいに答えてくださるでしょう。

建築関係諸式としては、この「起工式(定礎式)」のほかに、「上棟式」「落成式」があります(もちろん、これらをなさるか、なさらないかは、施主になられる方のお考えにより、ケースバイケースです)。

キリスト教の建築関係諸式に参列することは、建築関係者のみなさまにとっても、めずらしい貴重な体験(!?)となるにちがいありません。施主様ご家族の幸せと工事の安全を願いつつ、ご参列ください。