2023年7月2日(日)、主日礼拝において聖餐を行いました。
聖餐(せいさん)とは、イエス・キリストが定められた教会の礼典(特別な儀式)の一つです。イエス・キリストの最後の晩餐に由来します。


聖餐では、イエス・キリストの記念として、信者たちがパンとぶどう液をいただき、口にします。
パンは十字架で裂かれたイエスの肉を表しており、それを食するということは、イエスを信じること、そしてイエスによって永遠の命を得ることを表しています。
ぶどう液は十字架で流されたイエスの血を表しており、それを飲むということは、やはりイエスを信じること、そしてイエスによって永遠の命を得ることを表しています。
私たちの教会では、月に1度の頻度で聖餐を行っていたのですが、コロナ禍にあってはそれを行うことを控えていました。3年4カ月半ぶりの聖餐です。
今回の主日礼拝では、ヨハネによる福音書6章から、「天から降って来た命のパン ~神の国の食卓~」というタイトルでお話をしました。
聖餐は「神の国の食卓」を目に見える形で表現する礼典(特別な儀式)です。食卓、それは親しい交わりを表しています。神との交わり、神の家族とされた仲間たちとの交わりです。
やがてくる神の国での食卓を待ち望みつつ、それを先取りして、主日礼拝と聖餐において、私たちは神との交わり、神の家族との交わりを、喜び、感謝し、祝っています。
人生には晴れの日もあれば、今回のコロナ禍のような雨の日もあります。でも、どのようなときも、主が共にいてくださいます。主の食卓に与ることで、私たちは生きる力をいただいて、また新しく歩み始めるのです。