2025年12月25日(水)、今日はクリスマス。

牧師は、地域の学童クラブ様からお招きを受け、「クリスマス会」に行ってきました。

「きよしこの夜」のキーボード演奏が流れる中、上級生10人ほどが火を灯したろうそくをもって入場すると、部屋の中が明るく、あたたかく、やわらかい雰囲気に包まれます。

みんなで「きよしこの夜」を歌います。とってもきれいな歌声だったので、牧師もテナーパートを歌ってハモります。いい感じです。

お話は、「クリスマスの星」というお話をしました。

「クリスマスの星」

こうしてみなさんとクリスマスをお祝いすることができて、うれしく思っています。

まず最初に質問です。みなさんは、クリスマスが何の日か、知っていますか?

 子「プレゼントをもらえる日!」「サンタさんが来る日!」

そうだね、そのとおり!だけど、クリスマスは、実はある人のお誕生をお祝いする日なんです。

 子「イエス・キリスト!」

そうなんだよ、よく知ってたね!

イエス・キリストは、このろうそくの明かりのように、たくさんの人の心を明るく、あたたかく照らして、慰めたり、励ましたりした人でした。

今も世界中でたくさんの人たちが、イエス・キリストのお誕生をお祝いしています。

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さて、クリスマスにはクリスマスツリーを飾りますよね。そして、クリスマスツリーの上には「星」を飾ります。

みなさんは、クリスマスツリーの上にどうして星を飾るのか、知っていますか?

今日は、この「星」のお話をしてみたいと思います。

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昔々、東の国に星を研究している博士たちがいました。

ある晩のことです。博士たちが夜空を見上げていると、今まで見たこともないような、不思議に光り輝く星を見つけました。

「何だ!?あの星は!?」

驚いた博士たちは、早速その星についていろいろと調べ始めました。

その結果、それはユダヤ人の王、世界の救い主が生まれたしるしであることがわかりました。

「よし、お生まれになった救い主を拝みに行こう!」

博士たちは遠い国をめざして、旅立つことにしました。

そして、なが~い旅をして、ようやくユダヤの国の都エルサレムに着きました。

ところが、そこに、救い主はいなかったのです!

「ええ…、それじゃあ、救い主はどこにいるの?」

どうやらベツレヘムという村にいるらしいとわかりましたが、救い主は本当にそこにいるのでしょうか?博士たちは途方に暮れてしまいました。

するとそのとき、東の国で見たあの星が夜空に現れ、きらきらと輝きだしたのです。それは、まるで「こっちだよ、こっちだよ」と博士たちを導いているようでした。

博士たちは、その星の後を追って旅を続けることにしました。

博士たちがベツレヘムという小さな村の小さな家の前に来たとき、星の動きがピタッと止まりました。星は「ここだよ、ここだよ、救い主はここにいるよ」と教えてくれたのでした。

それで、その家の中に入ってみると、そこにまだ小さな救い主とお母さんのマリアがいたのです。

「おお!この方が救い主か!」

博士たちはうれしくて、心がパアーっと明るくなりました。そして、救い主の前にひれ伏して、東の国から持って来た大切な宝物を贈り物としてささげたのでした。

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博士たちを救い主のもとに導いた星を、ベツレヘム・スター、ベツレヘムの星といいます。救い主が生まれた村の名前からつけたんだね。

先生はね、クリスマスツリーのこの星を見るたびに、なんだか心が明るくなります。心があったかくなります。

この星を見ると、いつもだれかに見守られていて、励まされているような気がするのです。

この世界には、きみたちのことを大切に思ってくれている人がいるよ。
きみたちを幸せにするために、導いてくれる人がいるよ。
どんなときにも、きみたちはけっしてひとりじゃないよ。

クリスマスの星が、そう語りかけているような気がするのです。

どんなに暗い夜でも、星が博士たちを照らしたように、どんなときにも、きみたちの心を照らしてくれる人が必ずいます。

だから、そのことを忘れないでください。クリスマスツリーの上に輝くこの星を見るたびに、そのことを思い出してください。

そして、きみたちも、いつか、だれかの心を照らす人になってください。

さあ、お話はこれで終わりです。最後に、もう一度、みんなで「きよしこの夜」を歌いましょう。

このあと、すぐに同系列のもう一つの学童クラブに移動して、クリスマス会をもう1回!!

どちらも質問コーナーでは、クリスマスや牧師さんについてのよい質問が続出!

とにかく、こどもたちとの掛け合いがとっても楽しいクリスマス会でした!!

お誘いいただければ、保育園幼稚園、放課後児童クラブ(学童保育)、町内会児童クラブなどのクリスマス会に牧師がおじゃまします。

クリスマス会は、キャンドルサービスと上記のようなお話、質問コーナーを含めて、20分ほど。

そのあとのお楽しみプログラム(ゲーム、お菓子づくりなど)はお任せします。

クリスマス会以外にも対応いたします。

牧師は、牧師の仕事をしながら保育園に長く勤め、学童保育の放課後児童支援員として働いてきました。こどもたちを笑わせることが大好きです。

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