2024年12月28日(土)夜、ママ会をしました。

教会のこども会に来てくれていた子たちのお母さんたちが今もときどき集まって、あれこれおしゃべりする会です。牧師夫人が担当しています。牧師は毎回、短く聖書のお話をさせていただいています。

年末に入り、仕事も休みになって、「それじゃ一息つきますか」と、久しぶりのママ会です。

お菓子は持ち寄り、飲物は各自持参。早速、おしゃべりが盛り上がります。

牧師は、短く次のようなお話をさせていただきました。

「夫婦の時間」

この間、教会で一般の方々もお迎えして、クリスマス礼拝をしたんですね。そのとき、ここにいるSさんもご夫婦でいらしてくださったんです。

だいたい毎年ご家族5人でいらしてくださるんですが、今年はご夫婦だけ、お二人でいらしてくださいました。

で、私、思わず聞いちゃったんですよね。「あれっ?お子さんたちは?」

そしたら、「3人とも、それぞれ野球やサッカーで、今日は私たち二人で来ました」とのこと。

「ああ、そうか、そうか。お子さんたちがだんだん手がかからなくなってきて、二人の時間をまた持てるようになってきたんですね」と、お答えしたのでした。

なかよし家族で、お子さんたちが小さな頃からいつも家族で行動なさっているのを見ていましたので、お子さんたちの成長と時の流れを感じて、ちょっと感慨深かったわけです。

みなさんのおうちはいかがですか?こどもたちが同じ年代ですから、どこのおうちもそろそろ夫婦二人の時間をまた持てるようになってきたのではないでしょうか?

大事にしてほしいと思います。夫婦二人の時間を。

一つには、子育ての次の段階のために。

これからお子さんたちの成長に伴って、進学や就職、やがては結婚の話などが出てくるようになります。

彼らの人生ですから、彼ら自身が決められるように、下手にあれこれ口を出さずに、応援し、見守っていきたいですよね。

そういう意味で、子育てのこれからの段階は、親というか一人の大人として彼らと向き合い、「どういう価値観をもって、どういう生き方をしていくか」というような話をしていけたらいいなあと思います。

まあ、例えばですけど、まだまだ先の話ですが、就職なんかで、A社とB社、どっちに入るのがいいかなんて話は、結局は本人が決めることで、親である私たちが、A社だ、いやB社だ、と言うようなことではないんですよね。

そういうことは、本人に任せるとして、「A社であってもB社であっても、働くということは、こういうことなんだよ。働くうえで、生きるうえで、こういうことを大切にしていかないといけないんだよ」みたいな話こそ、してあげなきゃいけないんじゃないかと思うんですよね。

そのときに大事なのは、やはり、夫婦が同じ価値観や人生観をもって生きているということなんじゃないかと思うんです。

子育てのこれからの段階に入るために、今まで以上に、夫婦で語り合うということが大事になってきます。

もう一つ、これからのお二人自身のために、二人の時間を大切にしていただきたいと思います。

やがて、こどもたちは巣立って行きます。そして、夫婦二人でこれからの長い時間を生きていくことになります。

子育てが一段落着いたご夫婦が、二人きりになったとき、「いまさら、別に二人で話すことなんて、特にない」では、ちょっとさみしいですよね。

「夫婦としてもう一度向き合う」、これからの段階ではそういうことが大事になってくるわけです。

とりあえず、夫婦になったばかりの新婚時代を思い出して、アルバムなんかを見ながら思い出話をするところから始めてみてはいかがでしょうか。

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と、こういう話をしたうえで、先日の娘の結婚式で話した「愛するとは」というお話や、誓いの言葉「健やかなる時も、病める時も」の話、披露宴の最後に流れた、Uruの「そばにいるよ」という歌の話をしましたら、みなさん思いのほか聴き入ってくださって、「じゃあ、披露宴のエンディング・ムービーも見ます?」「見る!見る!」となって、結構盛り上がって、楽しい時間を過ごしました。

次回はそれぞれの結婚式の写真を持ち寄ろうなんて話にもなりましたが、実際に持ってくるかどうかはともかく、ママ会では、子育ての話ばかりでなく、こんなふうな夫婦の話もこれからしていけたらいいなあと思ったのでした。