2025年12月24日(火)夜、クリスマス・イブ礼拝をしました。

教会員や普段教会に通っておられる方が集うこじんまりとした集会ですが、私たちにとっては心落ち着く幸いなひとときでした。

燭台のろうそくに火が灯され、祈りと賛美歌と聖書朗読が進み、クリスマス説教に耳を傾けました。

説教のタイトルは、「その日を境に」。ルカによる福音書2章11節からお話ししました。

「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」

(日本聖書協会「聖書 新共同訳」ルカによる福音書2章11節)

「今日ダビデの町で」とありますが、「今日」、つまりイエス・キリストが生まれたのが何年何月何日なのかはわかっていません。

しかし、冬至の日を境に、季節が春へと変わっていくように、何年何月何日かがわからなくても、イエス・キリストがお生まれになったその日を境に、この世界は大きく変わり始めました。

そして、私たちがイエス・キリストを心に信じてお迎えしたその日を境に、私たちの人生も大きく変わりました。

「今日ダビデの町で」の「今日」というその日を境に、世界は変わり、私たちも変えられたんですね。

それが「クリスマスの喜び」なのです。

……というお話をして、神に感謝の祈りをささげました。

続いて、聖餐です。平和のあいさつとクリスマスのあいさつを交わし、共に聖なる食卓を囲みます。

「わたしの記念としてこのように行いなさい」と、主は聖餐を制定されました(コリントの信徒への手紙 一 11章23~26節)。

「私たちのために死なれたイエス」を覚え、「復活して私たちと共にいてくださるイエス」を覚え、「私たちのために再び来られるイエス」を覚え、この聖餐に与(あずか)りました。

礼拝後のみなさんとの語らいもまた楽しく、心休まり温まりました。

どうでもいいことですが、この白いろうそく。どこのメーカー製かわかりませんが、炎が一定で安定感がありました。ちょっと感動。