12月1日(日)、アドベント(待降節)が始まりました。クリスマスシーズンの始まりです。

アドベントとは、ラテン語の「アドベントゥス」(「到来」の意味)からきた言葉。主イエス・キリストの降誕を祝うクリスマスの到来を待ち望む4週間です。

礼拝堂のクリスマスツリーも点灯し、燭台のろうそくの1本目に火が灯りました。これから毎週1本ずつろうそくの明かりが増えていきます。

今年もこうしてアドベントの光を迎えることができて、うれしく思います。

教会の一年は、このアドベント(待降節)から始まります。

それは「クリスマスの到来」を待ち望むだけではありません。約2,000年前に到来された救い主イエス・キリストがやがて再び来られる、という「再臨(再びの到来)」を待ち望んでいるのです。

世界には、そして私たちの人生には、理不尽な出来事、不条理な出来事が満ちています。しかし、やがて主イエスが来られて、私たちと全被造物世界の救いを完成してくださる。主イエスが私たちを慰め、いやし、新しくしてくださる。キリスト教会はそこに希望をおいて歩んでいるのです。

アドベントは、そうした教会のあるべき姿、原点を思い起こさせてくれるよい機会ともなっているんですね。私たちの教会も、今日、ここから、また新しく歩み始めます。

教会は、待ち望みつつ歩む民です。主イエスの到来、主イエスの訪れを待ち望みつつ、この世にキリストの光を灯して歩み続ける民です。

今年のクリスマスは、教会でお過ごしになってみませんか?
みなさまのお越しを心からお待ちしています。