2023年6月10日(土)夜、ママ会をしました。
教会のこども会に来てくれていた子たちのお母さんたちが今もときどき集まって、あれこれおしゃべりする会です。牧師夫人が担当しています。牧師は毎回、短く聖書のお話をさせていただいています。
3月末以来ですから、2ヶ月半ぶりのママ会。お子さんたちが中学生になって、初めてのママ会です。
「どうですか?中学に入ってお子さんたちの様子は?」
早速、おしゃべりが盛り上がります。お互いの近況を尋ね合ったり、情報交換したり、ちょっとした打ち明け話になったり……。何でも話せる雰囲気って、共感し合うことから生まれるんですね。
さて、今回は短く次のようなお話をさせていただきました。
「真新しい制服」
先日、T君を見かけたんですよ(T君はママ会メンバーのお子さんです)。仕事で市内を車で走っているとき、自転車にまたがって交差点で信号待ちしているT君を見たんですね。中間試験で早下校だったんでしょうか。友だち数人と楽しそうに話をしていました。私は声はかけませんでしたけど、「おお、中学生しているなあ」と、うれしく思いました。
真新しい制服がまぶしかったですね。何というか、制服のほうが存在感がありました。それはまるで、こどもたちが小学校に入学したばかりの頃、ランドセルを背負っているのか背負われているのかわからない感じだったあの頃と同じでした。入学したばかりでまだ制服がなじんでないんですね。
それを見ながら、「ああ、これからだんだんなじんでいくんだよなあ。勉強や部活、友だちづきあいなど、いろんなことを経験しながら、“中学生”になっていくんだよなあ。がんばれ、応援しているよ」なんて思ったわけです。T君だけでなく、お子さんたちみんなを応援しています。
でも、この「なじんでない感覚」、こどもたちだけじゃないですよね。お母さんたちも、“中学生の子のお母さん”になった自分に、まだなじんでないんじゃないでしょうか。だいじょうぶ、みんなこれからなじんでいくんですから。お子さんたちと同じように、お母さんたちも中学生の親として、いろいろなことを経験しながら、それこそ“中学生の親”になっていくんですよね。人生はそうしたことの連続です。
お子さんたちのことを応援するのと同じように、お母さんたちのことも応援しています。何より、神様がこどもたちを見守り、応援してくださいますし、お母さんたちのことも応援してくださっています。神様は、お母さんたちがこどもたちや家族のためにどんなにがんばっているか、ご存じです。
ですから、何かあったら、どんなことでも、「神様、助けて」ってお祈りしてください。私たちもお祈りします。ママ会でも、何でも話していただけたらうれしいです。
では、お祈りしましょう。
「神様、まずはこどもたちが元気に過ごせていることを感謝します。
まだなじんでいない制服が、これからだんだんとなじんでいきます。勉強したり、部活に励んだり、友だちと笑ったり、泣いたり、いろいろなことを経験しながら、彼らは彼らなりに“自分の制服”を着こなしていきます。自分自身という存在を着こなしていくのです。
どうか、彼らをお守りください。支えてください。勉強することも大事ですが、『人として』の部分、それは優しさだったり、思いやりであったりするわけですが、そうした部分こそ、成長していけるように、深めていけるように、神様、どうか助けてください。
中学生というこの時期は、あっという間に過ぎていきます。その中で、この時期にしかできない体験、経験を彼らが得ることができますように。
また、こどもたちを見守るお母さんたち、またお父さんたち、家族をも支えてください。一つ一つの家族を、神様が豊かに祝福してくださいますように。
主イエス・キリストの名によってお祈りいたします。アーメン。」
子育て中のみなさん、みんなで子育て仲間の輪を広げませんか?
牧師夫人は、経験豊富な現役保育教諭。
牧師は、学童保育の放課後児童支援員。社会福祉士。
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