2023年7月16日(日)、主日礼拝。
今日もお花が届きました。いつもありがとうございます。
今日はユリとグラジオラス、そしてひまわりに似た花はルドベキア(?)。カラフルなジニアは、小さな花瓶に入れて玄関へ。
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主日礼拝では、新約聖書の「使徒言行録」から連続してお話ししています。使徒言行録とは、イエス・キリストの復活、昇天後、聖霊を受けた使徒たちがイエス・キリストの福音を広め伝えた初代教会の歩みを記した文書です。
全体で28章からなるこの文書を、毎週の主日礼拝で少しずつ読み進め、お話ししてきました。今日の箇所は、23章11節から24章27節まで。
使徒言行録の後半は、使徒パウロの福音伝道の歩みとなっています。彼は、イエス・キリストを信じる者たちを迫害する者でしたが、劇的な回心をし、イエス・キリストを伝える者となります。
彼は三回の伝道旅行を行いました。特に二回目の伝道旅行は、彼によって福音がアジアを超えてヨーロッパへと伝えられたことが重要です。
三回目の伝道旅行の終点としてエルサレムに着いた彼は、そこで騒動に巻き込まれ、ローマ皇帝の裁判を受けるためにローマに送られることになります。これがパウロの四回目の旅、ローマへの旅です。
今現在、主日礼拝で読んでいる箇所は、このローマへの旅の部分になります。いよいよ、パウロによって、福音がエルサレムからローマへと届けられることになります。
使徒言行録は、
「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(日本聖書協会「聖書 新共同訳」使徒言行録1章8節)
という主イエスの言葉が実現していく様子を描いています。
今回のローマへの旅についても、
「その夜、主はパウロのそばに立って言われた。『勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。』」(同 23章11節)と言われています。
けれども、彼は騒動に巻き込まれ、陰謀が企てられて命ねらわれ、総督の裁判にかけられ、2年間も監禁されるという逆境に置かれます。
「果たして、主の御心は実現するのだろうか……」という状態です。
今日の説教では、ここから、「陰謀、裁判、監禁にもかかわらず」というタイトルで、この「にもかかわらず」の部分をお話ししました。「にもかかわらず、神の御心は実現していく」というお話です。
神を信じたからと言って、人生がすべて順風満帆に進むわけではありません。むしろ、神を信じたことによって、試練や困難、迫害に直面することがあります。まさにパウロがそうでした。
もちろん、彼は順風満帆の幸せな人生を送りたくて、イエスを信じたのではありません。神のために生きる、主イエスのために生きることを、彼は自分自身の生き方としたのです。
私たちもそうです。パウロには及びませんが、神を愛し、隣人を愛し、イエスを伝える生き方を自分なりにしていきたい。そう思って、歩んでいます。
しかし、やはりそこには試練や困難があり、逆境に置かれることもあります。そのようなとき、神を信じていても、心弱ってしまったり、生き方に悩んでしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし、今日の聖書箇所を読むとき、「にもかかわらず、神の御心は実現していく」ということを教えられ、慰められ、励まされるのですね。
主イエスが共にいて、私たちを支えてくださる。だから、主に依り頼んで、一歩一歩歩んで行く。それが私たちの信仰生活の歩みなのです。
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ホームセンタームサシでヒューケラを見かけ、また、買っちゃいました。教会の玄関は、なんだか、ヒューケラだらけになりそうです。